自虐と謙遜

私には取り柄と言われるものがありません。

特技を聞かれると困ります。

でも、それを自虐的に周りに言ったところで、聞いている人は「否定して欲しいんでしょ」とか「なんて言って良いか分からない」と思うでしょう。

多分私だったらそう思います。

だから、自虐的な事は言いません。

なるべく、私と関わる人にはポジティブな事を言いたいです。

ただ、唯一夫には弱音もはいたりします。

でもそれは、自虐ではありません。

自虐をする時は、ネタにします。

聞いてる方もそれなら、笑いやすくなるし突っ込みやすくなるからです。

笑いに変えることで、自分のコンプレックスも多少和らぐ気がします。

弱音と自虐は違う。

自分を卑下するのは、私は惨めだと思います。

誰だって自分に自信が100%ある人はいないと思います。

でも自虐はしない。

それは自分に失礼だからです。

外国人は褒められると

「ありがとう」

と返事をします。

自信があってもなくてもです。

でも日本人は否定しますよね。

「そんなことないですよ」と。

「ありがとう」と言えば終わる会話が、「そんなことないですよ」と言われると、こちらもまた否定せざるを得なくなり、話が終わりません。

謙遜は日本の文化かもしれませんが、良くない文化だと私は思います。

褒められたら、お世辞と分かっていても「ありがとう」と受け取るのが一連の流れな気がします。

凄いことは褒める、褒められたら感謝する、失敗したら謝る、そんなシンプルな事をシンプルにできるのって実は難しいのかもしれませんね。

だからこそ、親しい間柄では、きちんと言葉で「ありがとう」や「ごめんね」を伝えるのが大事だと思います。

私はそんな人間でありたいと思います。