私が強迫性障害を誰にも言わないのは、ただ単に心を許していないのもあります。
でも1番は腫れ物扱いされたくないからです。
多分私が友達から、うつ病だと聞かされたら通常通りに接することが難しくなってしまうと思います。
小さなことで気を使い、自分の言動に細心の注意をはらいます。
私は周りにそんなことをしてほしくはないのです。
夫に打ち明けた時も、不安はありましたが、夫は今でも変わらず接してくれます。
それって、実は凄いことです。
私にはおそらくできません。
自分はやられたくないけど、相手にそれを求めるのはわがままですが。
デリカシーがない人と、真に優しさを持っている人では対応が違うと思います。
軒並な正論を言われるより、一緒に別の話題で笑ってくれるような人が私の理想です。
「強迫性障害?なにそれ?」
位のスタンスの方が楽なのかもしれません。
かといって
「心の病気なんて気合いでなんとかなるでしょ。」
なんて言われたら、その人とは絶対に付き合えません。
自分でも正直面倒だと思います。
だから、言わないのです。
そして、なるべく面倒だと思われたくなくて無理して周りに合わせようとします。
だから余計神経がすり減るのかもしれません。
私が強迫性障害を発症した当時は、心の病気なんてまだまだメジャーではありませんでした。
今は昔よりは、メンタルの病気に優しい世の中です。
メンタルを患っていても、それを個性と捉えて尊重できるような、そんな人に私はなりたいです。