自分軸

嫌いな自分も受け入れる。

日々の生活の中で、自分の軸を見つけるのにおそらく人生の大半を使ってしまいました。

自分に合う合わないや、向き不向きを見分けることが私には難しかったのです。

好きや嫌いも昔は親に決められていました。

だから、自分が何が好きなのかなんて分からなかったし、分からなくても生きていけたのです。

親が良いといえば良かったし、悪いと言えば悪かった。

人に支配されるのが楽で、親に支配されていた自分にとって、親から解放されてようやく自分を見つけることができました。

自分の意外な部分も見つけられたり、楽しい発見も多いです。

人生には選択がつきものだけど、その中でも様々な選択肢を選べるようになってきました。

それは同時に大変だし難しいです。

でも私は自由です。

10代や20代で、しっかり自分軸を持っている人が羨ましくて、尊敬していたけど、私は歩みが遅いだけでした。

今はしっかり、自分軸はあります。

好きなものを好きと言える自分が誇らしい。

この歳になってもまだまだ未熟な私だけど、これから磨いていってあげたいと思います。

猫とごはん

人生を変える出会いは、そう何度もあるものではありません。


人との出会いは多々あれど、それが良い出会いか悪い出会いかは、後々分かるもので、出会ったその時に分かるものはなかなかないです。


ただ、私にはその出会いは運命でした。

あの日、私は小さな生命に出会いました。


片手にすっぽりおさまる小さな生命は、しっかりと鼓動を刻んでいて、その小さな仔猫に出会った時、感じたことのない感情が芽生えました。


私はこの子を守り、この子と共に生きよう、と。


猫を飼うのははじめてのことで、最初は手探りでしたが、色々調べて、どうすればこの子が幸せか、どうすれば快適に過ごせるか、そればかり考えました。


家猫は、飼い主が提供する食事で身体が形成されます。


栄養バランスや、健康を考え、どのフードが良いか、それは1番悩みました。


栄養価が高いとはいえ、猫が気に入ってくれるとは限らない。


高いフードが良いとも限らない。


最初は張り切って、1番高いフードを買いました。


しかし、フードが合わず猫はそれでお腹をこわしてしまったのです。


次にあげたフードは、食いつきが悪く残してしまう。


なかなか試行錯誤し、食いつきも栄養価も良い今のフードに落ち着きました。


他の猫が、喜んで食べるウエットフードは、なかなか食べてくれないので、日々の水分補給が今後の課題。


仔猫はすくすく元気に育ち、今や5キロオーバー。


この子は、食べたものでできている。


その時ふと思いました。


それは人間も同じ事だ、と。

油多めの食事ばかりではコレステロールが高くなるし、野菜ばかりでも栄養は偏る。


人間にも猫と同じ、総合栄養食があれば良いですが、人間は贅沢なので毎日同じ食事では飽きてしまいます。


高い食べ物だから良いかというと、そうでもないし、安くてもダメ。


人間は本当に面倒な生き物。


ただ、人間なら薬と思えば苦い粉も飲めますが、猫にはそれができないです。


不味いと思えば栄養価が高かろうが食べないし、美味いと思えば身体に悪いものも躊躇なく食べる。


だから、愛猫の健康は飼い主の手にかかっています。


私は自分への投資はかなり熟考しますが、愛猫への投資にはまったく迷いがないです。


この子のためにできることはしてあげたいし、快適に暮らしてほしい。


それが飼い主の役目だと思っています。


ペットも大切な家族の一員。


日々この子と共に、自分も慈しんで、健康的に毎日の食事をしていこうと思います。


この子は私の食事に対する考えを変えてくれました。


健康は日々の積み重ね。


どこかが悪くなってからでは遅い。


だから毎日の食事が大事。


ただ、お腹を満たすだけの食事は、健康にも良くないし、なによりつまらない。


楽しく、美味しく、健康に。


それが食事の基本だと私は考えます。

頭のデトックス

ばかばかしいと自分でも思うことですが、大好きな動画を見る時や小説を読む時、あまりに好きすぎてきちんと見なければと気負いすぎて内容が逆に頭に入ってこない時があります。


そんな時私は狭い世界でしか物事を見れなくなっているのだと思う。


例えば海外に行くと、日本とは違う文化に触れて、普段の日常の小さな出来事がなんてちっぽけなんだろうと思えます。


逆に自分が好きなものを純粋に楽しめない時は、多分ココロのSOSのサインです。


そんな時、私は頭をからっぽにします。
何も考えないし、何も見ない。


テレビをつけていても、内容を頭に入れない。


ただひたすらぼーっとする。


一見無駄に思えることが、人生には有益だったりします。


すると頭がすっきりして、色んな出来事がするんと頭に入るようになります。


できれば、嫌なことは頭に入れたくないけど、入ってしまうのが人間なので、そういうことは、日々こうして頭をからっぽにすることでデトックスするのです。


楽しいことや嬉しいことだけで頭の中を満たせれば幸せなのに。


人間は、小さなことが気になる生き物で、嫌なことにかぎって、頭に残ります。


時には頭をからっぽにする時間も私にはとても重要なことなのです。

なんでもない日が幸せ

好きなものを好きだと思える、綺麗なものを綺麗だと思える、怪我なく1日過ごせることがどんなに幸せなことか、気付けて良かったと思います。

体調や、メンタルを崩した時期があって、今思うのは平凡で何でもない日が1番幸せだということ。

周りの言葉や行動が、刃のように刺さる時はいまでもあります。

それは多分感受性がとても強いから。

仕事をしながら、周りの声が聞こえると意識がそちらに向かい、集中できなくなってしまうのは、とても繊細だから。

自分はこうなのだと、分かってあげるだけでも、気の持ちようは全然違います。

平凡な毎日が、生活が、とても愛おしく幸せ。

毎日幸せを積み重ねたら、ずっと幸せ。

幸せの盾があれば小さなことではめげない自分になるかもしれない。

それでも盾を突き破って、鋭い刃が刺さる時もあります。

それでも何度でも立ち上がる。

私にはその力があると、信じたいのです。

私なりの護身術

私のことを何も知らない人にかぎって、様々な刃を向けてきます。

結婚したのに、どうして子供を作らないの?

子供がいないなら、フルタイムで働くべきじゃない?

暇じゃないの?

私が散々考えて子供を作らない決断をしたことも、体調を考えて今の扶養内の働き方にしたこともその人は知らないのです。

暇ではなく、頭をからっぽにする時間が必要なこともその人は知らない。

でも説明しても分かってもらえないと思うし、親しくもない人に説明する理由はないので、笑って誤魔化します。

私は今の生活が気に入っているし、自分の体調には合ってます。

幸い、少し前の子宮体ガン検査も問題ありませんでした。

大病を患っている訳では無いけど、毎日が生き辛い。

そんな毎日が今は充実したものに変わりました。

それは主人の助けや、自分なりの強迫性障害との付き合い方を学んだから。

強迫性障害は少し自分が弱るとその弱い部分に容赦なくズケズケ侵入して、弱った自分に追い打ちをかけます。

だから、自分で自分のご機嫌とりが大事。

どうすれば楽しく快適に生活できるか、何か嫌なことがあった時の気持ちのあげ方はなど、自分自身のトリセツを作るのです。

私の場合、嫌なことがあった時はひたすら落ち込みます。

どうしようもないことを知っているから。

するとある日突然、急に悩んでいたことがどうでもよくなる瞬間があるのです。

そうして自分自身との付き合い方を考える。

私なりの護身術です。

今は趣味は生活と言えるほど、充実した生活が楽しいです。

わがまま病?

私は強迫性障害とうつ病を患っています。

うつ病ってただのわがまま病と言う人もいます。

自分は病気だからと、わがままを言いまくる人も確かにいて、私は絶対にそうはなりたくないと、周りの顔色や空気を読むことに必死になりすぎて、結果心が疲れました。

誰からも好かれる人はいないし、陰口を言う人もいます。

陰口を言うような奴の言葉なんて信じるに値しないです。

でも私は弱いからすべての刃を吸収して、身動きが取れなくなる。

周りの人たちは、もう前に進んでいるのに、私は前に進むどころか、重い足枷がついてくる。

でも、私は自分を諦めたくない。

メンタルは強くできないし、世渡り下手だけど、私は私を少しでも好きになってあげなきゃ、かわいそう。

だから、今日も前を向いて生きていく。

人生山あり谷あり

強迫性障害の症状が最近酷いです。

朝出掛ける時の戸締り確認だけで疲れて、汗を異常にかくのです。

仕事の前に疲れてしまう。

そんな時、主人の「辛い時は頼って」という言葉を思い出しました。

本当は自分の恥を晒すようなこと、したくなかったです。

でも、主人に甘えてみることにしました。

戸締りを一緒に確認してもらう。

それだけで不思議と何度も確認しなくなり、生活が楽になりました。

もちろん、1人で出掛ける時もあるので、その時は仕方ないのですが。

出会って10年、結婚して6年。

私は主人にこの前はじめて、私の病状を包み隠さず話しました。

今までは隠したい、恥ずかしい、それだけでした。

でも主人には知って欲しいと思ったのです。

私は強迫性障害になってから、誰にも詳しい症状を話したことはありません。

当時一緒に住んでいた両親すら、私の症状を見ても、ただ否定するだけでした。

私の長くて拙い話しを主人は静かに聞いてくれました。

夫婦は所詮他人、全てを理解してもらおうとは思いません。

でも、理解しようとしてくれることはできます。

主人はそれをしてくれる唯一の人です。

私ももちろん、喜びや悲しみ、すべて理解するため、主人に歩み寄ることは忘れません。

その時主人が「辛い時は頼ってね」と言ってくれたのです。

涙が溢れました。

私には寄り添ってくれる人がいる。

それはなんて幸せなんだろうと…。

私も、主人の唯一無二の存在でありたいと心から願います。

私流夫婦円満の秘訣

夫婦円満な私が考える夫婦が上手くいく秘訣とは。


冷たい事を言うようですが、夫婦は所詮赤の他人です。


そんな2人が一緒に暮らすには色々な弊害があります。


育った環境も、性別も違うのだから、それは当たり前です。


その中で折り合いを付けていくのに大事なのはやはり話し合いです。


そして、思いやり。


主人と結婚するまで、私は短気なタイプでした。
しかし、主人にカッとなったら一度クールダウンしなさいと言われたことがあります。


確かに、頭に血がのぼった状態では、相手に自分が何故怒っているのかわかって貰えないと改めて認識しました。


それからは頭にくることがあっても、その場で怒りに任せて言うのではなく一度冷静になってから、よく考えて、それでも納得いかないことがあるなら話し合いをするようになりました。


一度冷静になると、不思議と「なぜあんな事で怒ってしまったのだろう」と、怒りが消えることもあります。


逆にどうしても納得出来ない事はきちんと伝える事ができるようになったので、喧嘩はなくなりました。


そして、基本的なことですが、毎日の挨拶はきちんとします。


おはよう、おやすみ、行ってらっしゃい、おかえり、ありがとう、ごめんね。


言葉にして伝えることはとても大事なことだと思います。


主人はいつからか、寝る前に「今日もありがとう、明日もよろしくね」と毎日言ってくれるようになりました。


私にはそれがたまらなく嬉しいのです。


家事は好きだし、自分でやりたいと思っていますが、時に大変な時もあります。


家事を私がやるのを当たり前だと思わず、きちんとお礼を言ってくれることが、主人の素敵な所です。


長所も短所も、すべて含めて1人の人間としてお互い認め合える関係が、良い夫婦なのかなと、私は思います。

優しい社会

会社の社員さんが急に会社に来なくなり、1ヶ月がたちます。


理由は誰も知らないらしいです。


勿論部長は知っていると思いますが。


ただ、復帰予定の日は無断欠勤したらしく、部長も首を傾げていました。


他にもメンタルをやられ、休職している方がいます。


うちの会社はそんなにブラック企業なのでしょうか。


もしくは現代人のメンタルが繊細すぎるのか…。
私だってメンタルは弱いです。


今のところは自分を奮い立たせ、仕事してますが、たまに理由もなく泣きたくなる時があります。


昔勤めていた会社の方が、「うつは甘え、体の病気じゃないんだから、どうにかなる」と言っていました。


その方には、メンタルが繊細な人の気持ちは分からないのでしょう。


その会社で、私はまさしくメンタルを壊してしまい、会社へ行こうと思っても行けない時がありました。


何日か休んだ時、その方から電話が来て、責められました。


会社に行こうとすると吐きそうになると言っても、一日中吐いてる訳じゃないんだから来なよと。


その方とは一生相容れないと思います。


目に見える病気しか病気と認めない、そんな人には、繊細な人の気持ちが理解できない。


周りに迷惑をかけていると分かっていても、どうしようもない。


逆にそれがプレッシャーになり、余計行けなくなる。


目に見える体の病気は目に見えて治りますが、目に見えない心の病は自分にしか分からなく、治らない時もあります。


私の強迫性障害と同じです。


人と人との関係や仕事は時に難しく、自分の思い通りにならないことが多々あります。


それでもメンタルが繊細な方に優しい社会になるように、願っています。

新たな病?

30代前半から私はピルを服用してます。


避妊目的ではなく、子宮筋腫があるため、飲んでいた方が良いと医者に言われたためです。


日本ではピル=避妊目的のようなイメージが強く、なかなか受け入れられにくい薬ですが、生理痛を和らげたり、経血量が減ったり、生理不順が矯正されたりと、私には魅力的な薬でした。


私が服用しているピルは、3日連続する出血があったら4日間休薬するというもので、その後はまた普通に服用するのですが、現在1ヶ月以上出血が続いている状況です。


私は生理があるせいか、出血にさほどの危機感がないのですが、これはさすがにまずいと、産婦人科で検査をしてもらうことに。


毎年、子宮頸がん検診はしていますが、今回は子宮体がん検診です。


昔も子宮頸がん検診で引っかかり、子宮体がん検診を受けましたが、痛かった記憶があり、とても憂鬱になりました。


今回もやはり痛かった…


それよりなにより、結果が気になりますが、結果には1週間ほどかかるとのこと。


憂鬱です。


心のどこかで、なんとなく大丈夫だろうと思っている能天気な自分がいたのですが、日に日に不安になってきました。


もし病気だった時の事は考えておかねば。
仕事は?お金は?保険でどのくらいまかなえるの?


考えれば考えるほどキリがなくなります。
待つしかない。


今が1番もどかしい。