洗脳と過去と未来

妄想や幻覚は恐ろしいです。

あの人は嫌な人だという妄想をすると、本当に嫌な人を自ら作り上げてしまいます。

そして、その人がただ笑っただけでも不敵な笑みという幻覚が見えます。

思い込みや幻想は、時にマイナスに作用することがあるのです。

洗脳も同じで、それが正しいことか分からなくとも、洗脳者が正しいと言えば、白も黒になってしまいます。

私は、母がすべて正しいという洗脳を受けて育ちました。

母の言うこと、やることに間違いはないのです。
それがそもそもの間違いだと気付くのに、人生の大半を費やしました。

恨んではいません。

ただ、私がもっと早く気付いていれば、反抗してでも実家を出て一人暮らしをしていればと、考えればキリがありません。

後悔は山ほどあります。

ただ、過去に戻りたいとは思わないのです。

もちろん、楽しかった時もありました。

でも、今が人生で1番幸せだから、過去に戻ってしまって、万が一今が変わってしまうのが怖いのです。

やり直して、後悔を取り除いたら今の私はいないかもしれないと思うと、過去は過去だと思うことができます。

過去の失敗や後悔があったから、今の私がいます。

それは紛れもない事実で、変えられない。

変わらない事実を大事に今を生きることがどれだけ大事か、今は分かるのです。

少女漫画脳

私は昔から少女漫画が大好きでした。

母が漫画好きなのに影響されたのです。

幸いにも母の蔵書は1000冊以上あったので、読む本には困りませんでした。

そこで私の脳内は完全に少女漫画脳になってしまったのです。

理想の彼氏や結婚が実際にできると信じて疑わなくなりました。

しかし、30歳になっても私には運命の人は現れませんでした。

親には結婚を急かされ、当時付き合っていた彼氏と結婚することになります。

プロポーズは嬉しかったし、結婚式や新婚旅行も不満はあれど、楽しかったです。

ただ、あくまでも少女漫画では結婚がゴールで、その先なんて描いてないのです。

私に残ったのは「結婚生活」でした。

その結婚の生活は、楽しくもなんともありませんでした。

嘘みたいですが、私は本当に、結婚後の生活なんて想像していなかったのです。

元旦那には申し訳ないと思っています。

何より、私が元旦那を愛していなかった。

2人の将来なんて想像ができなかったのです。

結婚生活は2年でという短さで終わりを迎えました。

離婚を申し出た時、引き止められもせず、次の日には元旦那の親の署名の入った離婚届が用意されていました。

あっけないほど、あっさりした離婚でした。

私は結婚した時から5キロ痩せていました。

そんな経験から、私は夫との結婚も最初は怖かったです。

私は人を愛せないのではないか、人と生活できないのではないか。

でも今は誰より夫を愛しているし、趣味は生活と言えるほど生活が楽しいです。

2人の老後もすんなり想像がつきます。

もちろん生活は少女漫画みたいにはいかないです。

でも私は私が主人公の物語を紡いでいきます。

今は昔みたいに漫画は読まなくなりましたし、感情移入できる漫画もなくなりました。

現実逃避せずに現実を生きる術が身についたのかもしれませんね。

偏見

会社に、メンタルの病気で休職している方がいます。

その方を駅前で見たと言っていたパートの女性がいました。

その話を聞いた周りの反応が、
「なんだ、元気に出歩けるんだったら会社にも来れるのにね」
でした。

勘違いしないでほしいですが、うつ病やメンタルの患者さんがずっと引きこもりかと言ったらそんな訳ないです。

一人暮らしなら尚更、元気じゃなくても出かけなければ食料調達もできません。

そして誰か友人と会ったり、遊びにだって気分転換で出かけます。

それは悪いことなのでしょうか。

心が傷付いているのだから、傷を癒すため、好きなことをしなければいけません。

驚いたのが、1人のパートさんがそう言った時、全員が共感していたことです。

「なんだ元気じゃない」
私は何も言えませんでした。

こんな時反論できる強靭なメンタルが欲しいです。

元気かどうかは、本人が決めることであって、周りが決めつけることではありません。

少なくとも、休職しているその方は元気で遊びあるっている訳ではないです。

なんだか悲しい気持ちになりました。

こんな偏見がいつかなくなると良いと思います。

昔は私の強迫性障害も知名度ゼロでしたが、今は多少は知られる病気になりました。

そんな風に世の中が少しずつ変わって行けたら、メンタルの病気の人も生きやすい世の中になるんじゃないかと思います。

腸のお話

※少し汚いお話になります。

私は幼少期からかなりの便秘でした。

本当に小さい頃は、私の便秘を見かねた祖母が毎日決まった時間にトイレに連れて行ってくれ、出なくても便座に座る習慣をつけてくれました。

しかし、それも少し大きくなると忘れてしまい…。

思春期の頃には1週間出ないのもザラで、出す時の痛さと言ったら酷いものでした。

それでも当時は特に何もせず、流れに任せていました。

意識が変わったのは、私が20歳の時。

母が大腸がんになったのです。

ショックでした。

勿論本人が1番辛いのですが、家族が癌になるのは、こんなにダメージがあるのだと思い知らせました。

入院・手術を経て、時々のポリープ切除などはありましたが、今は母も定期検診は欠かせないものの、元気です。

母も頑固な便秘でした。

そこから、私も危機感を持ち、腸活を意識するようになったのです。

色々試しました。

毎日ヨーグルトは食べましたが、これは私には一切効果がないどころか、少し便が緩くなってしまうように。

ヨーグルト習慣は1年ほどでやめました。

次に朝の納豆。

納豆は毎日食べても飽きないほど好きなので今も続けています。

しかしそれだけではまだまだ私の頑固な腸には効かず。

サプリや整腸剤なども様々試しましたが、どれも効果はイマイチでした。

そもそも薬に頼りたくないのでそれも、習慣化せず。

次に水分ですが、私は元々水をよく飲む習慣が付いていたので、今も1日2リットル以上は飲んでいます。

忙しくて水分を取れない日は、便通が悪いです。

水を飲むのは腸活もありますが、体のため、これからも続けます。

そして最近は、キウイとキャベツを毎日食べるようになりました。

キャベツは少量でもなかなか効果があり、便通改善に役立ってくれています。

更に漢方に頼っています。

私が飲んでいるのは「麻子仁丸」。

薬には頼りたくないとは思っていますが、出ないよりは…と病院に相談したところ、漢方をすすめられました。

1日3回まで飲めますが、私は朝だけ飲んでいます。

今はこんな感じで、きちんと毎日出ています。

たまに仕事が忙しかったり、食生活が乱れたりすると1日出ないことはありますが、それはあまり気にしないようにしています。

気にすると余計出なくなりそうなので。

ちなみに夫も、頑固な便秘でしたが、この漢方を飲んでから快便なようです。

夫婦間でも毎日の便通情報は報告しあっています。

私個人の意見ですが、腸活に大事なのはまず、食生活の改善。

食物繊維や、発酵食品を積極的に取り、水分を欠かさないことです。

もちろん、人によるとは思います。

ヨーグルトが合う人もいますし、サプリが効く人もいるでしょう。

でも、どんな食べ物や薬でも、即効性のあるものはない気がします。

下剤なら別ですが。

薬も食べ物も毎日継続するのが大事ですね。

腸活を意識してからお肌の調子も良くなった気がします。

食生活を意識してこれからも腸活を頑張りたいです。

障害年金と障害者手帳

強迫性障害の症状が色濃く出てきて、最初に思ったのは、なぜこんなに辛いのに働かなければいけないのかということでした。

怪我や目で見て分かる病気と違い、メンタルは分かりにくいです。

それでも、こんなに辛い思いをしても、世の中は何もしてくれないのだと、絶望していました。

しかし、必死になって色々調べたところ、「障害年金」について知ったのです。

障害年金とは所定の障害の方に支給される公的の年金です。

とはいえ、何も分からないので、まずは社労士さんに無料相談することに。

はじめての面談は緊張しましたが、社労士さんは女性の方で私の病状などやさしく聞いてくれました。

ある程度質問が終わり、この症状なら障害年金が貰えると思いますよとのこと。

なんだか目の前が開けた気がしました。

面談終了後の帰り際、社労士さんが「障害者手帳は申請しないのですか?」と。

びっくりしました。

私程度の症状でも取得できるものなのか聞いたところ、障害年金受給者は比較的簡単に取得できるそうです。

目からウロコでした。

いや、棚からぼたもち?

どちらにせよ、手続きもお金はかかりますが、そのまま社労士さんにお願いすることに。

もし障害年金が貰えない場合は、料金は発生しません。

しかし、面談ですぐにお願いしようとしたところ、「1度ご家族と話されてからの方が良いですよ」と、社労士さん。

気が変わらないうちにすぐ契約させるのではなく、きちんと相談した方が良いと言ってくれた社労士さんを、本当に信頼できると思いました。

帰ってすぐ夫に相談し、後日契約。


しかし、病院で障害年金を申請したい旨を伝え、先生に診断書を書いてもらおうとしたところ、怪訝な顔をされ「結婚してるよね?家計が苦しいの?」と聞かれました。

結婚していても、申し訳ないですが夫の給料だけでは心もとないです。

それは話しましたが、なんだか嫌な気分にはなりました。

結婚していても辛いのは変わらないですから。

それから、障害年金の受給者証が届くまで3ヶ月ほど。

社労士さんに受給者証が届いたことを連絡すると、とても喜んでくれました。

その後障害者手帳申請で1ヶ月。

まさか私が障害者になるとは思いませんでした。

正直並大抵の覚悟ではありません。

でも今はそのおかげで、少しですが、ゆとりのある生活ができています。

何も行動しなければ始まらない。

生きにくいと感じたらそれは、心のSOSのサインです。

世の中は、勝手に税金は徴収しても、弱っている人に手を差し伸べてはくれません。

自分から行動するのが大事なのだと学びました。

障害者はずるいと言われることもありますが、その分辛い思いをしています。

それは分かってもらいたいです。

不安障害

強迫性障害に、不安障害というものがあります。

もし事故をおこしたらどうしよう、先端が尖ったものを見ると刺さったらどうしよう、今この床が抜けたらどうしよう。

心配しても仕方ないことを心配する、不安が付きまとうのです。

時に怖くなるほど妄想は強くなります。

ふとした瞬間に現われるこの不安を、私は1度脳内を空っぽにすることで払拭します。

そして楽しいことや嬉しかったことを考えるのです。

嬉しかったことや楽しかったことのストックの引き出しはいくつあっても良いものですね。

マイナスなことばかり考えてしまう時は、引き出しをいくつか開けて、マイナスな感情を上書きします。

これができるようになるまでかなりの時間がかかりました。

自分なりの気持ちの持ち上げ方は人それぞれ。

まずは自分を知らないと対策できません。

自分は今なぜ落ち込んでいるのか、何が不安なのか、原因が分かったら、根本の原因を改善します。

改善することができないものなら、忘れる努力をします。

忘れられない嫌なことも、時間が解決してくれます。

時には落ち込んでも、不安に押しつぶされても、這い上がる方法を知れば怖くない。

日々勉強です。

お酒について

私はお酒が好きです。

昔は飲み会などでしか飲みませんでしたが、名古屋に来てからは休肝日はあるものの、ほとんど毎日夫と晩酌しています。

疲れやストレスもあったのかもしれませんが、転勤してからは1日の疲れを癒す晩酌が日課になりました。

かといって、嫌なことやストレスをお酒を飲むことで発散するわけではなく、あくまでも1日頑張った自分へのご褒美です。

もちろん、アルコール依存などでもありません。

強迫性障害の薬を飲みながらなので、本来はダメなのかもしれませんが、昔通っていた心療内科の先生がこっそり「4時間あければ大丈夫」と教えてくれたのです。

全員にそれが適用されるかは分かりませんが、私にはそれが合っていました。

飲まずにストレスになるなら、飲んだ方が良いです。

この前行った瀬戸のお祭りでも、例に漏れず夫と2人でビールを飲んだりしていました。

ビールを飲み終え、次に飲むお酒が売っている屋台を探していたところ、一際景気よく客引きしているお酒の屋台を発見。

すると1人の男性が
「お姉さん!甘いカクテルもあるよ!」と私に声をかけてきました。

だいぶイラッとしてしまったんです。

女性がみんなカクテルしか飲まないと思うなよと…。

私はお酒全般好きですし、何の種類も好きですが、甘いものしか飲めないと思われたのが心外すぎて、そこで1番度数が高いであろう日本酒を注文したのです。

日本酒は1番好きなお酒ではありますが、ちょっとしたあてつけでもありました。

嫌な性格ですね、自分。

でも、店員さんがちょっと意外な顔をしていたのが少し嬉しかったです。

小さいですね、私。

でもこれが私で、多分変えられない。

変なプライドがあるんですね。

あまりこういう性格は出さないようにしたいです。

ちなみにその日本酒は、びっくりするほど美味しかったです。

これは結果大成功でした。

富山県のお酒で、「満寿泉・貴醸酒・生酒」。
気になった方は是非。

まつり

連休は、ほとんど心身のリセットに使いました。

おかげで先週の不調が回復したので、気分転換に少し出かけることに。

今現在、私は愛知県名古屋市在住です。

愛知県瀬戸市で、瀬戸まつりというものがあり、そちらに行ってきました。

去年、おととしと、行くのは今回で3回目です。

1回目は、はじめてなのもあり、混雑にやられてあまり楽しめませんでした。

2回目は、リベンジを誓いましたが会場が広すぎてすべて見るのは疲れるのと、暑さにやられ、結局最大限には楽しめませんでした。

今年はその経験を活かし、暑さ対策を万全にし、主要な所のみ見ることで、最大限に楽しめました。

いくつかお気に入りも手に入れることができ、かなり充実したお祭りでした。

去年、一目惚れした金継ぎのグラスをお迎えしたのですが、そのグラスの作家さんが今年も出店していました。

そこに行くのを祭りの1番の目的にしていたのですが、その作家さんが私を覚えていてくれたのが、今回の収穫です。

去年は、グラスが外に飾ってあり値段がありませんでした。

いくらか聞いたところ、いくらなら買いますかとのこと。

そりゃお金を持っていれば高額を付けたい気持ちは山々でしたが、その時は自分の中の精一杯の金額を提示しました。

結果、10,000円から少し値引してもらい、9,000円で購入。

このやり取りを覚えていてくれたのだと思います。

去年はその方も駆け出しで値段の付いていないものばかりでしたが、今年はしっかりすべてに金額が付いていました。

その方が、
「安くしても良いけど、私はプライドを持って作品を作っているから、ある程度の金額を付けて、大事にしてもらいたいんです」
というようなことを言っていたのが今でも忘れられません。

ものを作り出すのは並大抵の努力でできるものではないと思います。

そこにプライドを持って取り組んでいるその方がかっこいいと思いました。

グラスは今でも大事に使っています。

その後、別な方が購入しようとしていたという話を聞きました。

それだけ、素敵な作品なのです。

今年はそんな再会もあり、新たな食器との出会いもあり、充実したお出かけでした。

私も誰かの心に響くような作品を作れたらいいなと思いました。

不調

今日はとてつもなく体調が悪いです。

周りの音が気になって、仕事に集中できません。

そして、できたデータを何度も確認しないと前に進めないのです。

確認だけで時間がかかってしまい、仕事が思うように捗らず、歯がゆいです。

完璧を求めすぎるからこうなるのでしょうか。

ミスが怖いのです。

そして、夜はしっかり寝れているはずなのに眠気も酷く意識が飛びそうになることもあります。

体調が悪い時は何をしてもどうしようもないです。

嫌な確認行為も本能にしたがってやるしかない。

でもその確認が常習化しないように気をつけねばいけません。

昨日はこれだけ確認していたのに今日は1回の確認で終わるのはおかしい、と思ってしまい、1回の確認で大丈夫なところを無駄に何度も儀式のように確認してしまうからです。

無駄な確認はなるべくしたくないですし、確認すればするほど余計に分からなくなることも多々あるので、それだけでメンタルが崩壊しそうになります。

体調が良くなったら5回していた確認を1回にできるようにする。

それが今の目標です。

目標は小さく沢山あった方が良い気がします。

小さな目標でも達成した時には達成感がありますし、次の目標もたてやすいです。

今日はゆっくり仕事をこなし、休みの明日は1日泥のように休みます。

原因なき不機嫌

最近自分でも分かるほど私は不機嫌です。

夫には本当に申し訳ないです。

不機嫌の原因が何なのか、考えてみましたがおそらく理由のない不機嫌です。

更年期でしょうか…。

確かに汗もかきやすいですし、メンタルも不安定です。

強迫性障害の影響かと思っていましたが、これはそれだけではなさそうです。

イライラしていると、普段普通にできている家事も失敗したりします。

それにより更にイライラして悪循環なのです。

そしてイライラしたことにより、後悔するのです。

これはどうにかしなければいけません。

こんな時立ち上がる方法は自分で分かっています。

まず、頭をからっぽにして、ただぼーっとします。

すると、喉が渇いたとかお腹がすいたなどの感情がまず出てきます。

何を飲みたいか、何を食べたいか、好きなものを選択します。

そして喉を潤しお腹を満たすと、不思議と自分の興味があることに感情がシフトします。

映画を見たいとか、ちょっと出かけようかなとか。

好きなことをしているうちに、自然と気分も持ち直しているのです。

もし、何もする気がおきなかったら、うつ病のサインなので、その時は病院へ行きますが。

今週末は、自分の素直な感情に従う週末にしようと思います。