偏見

会社に、メンタルの病気で休職している方がいます。

その方を駅前で見たと言っていたパートの女性がいました。

その話を聞いた周りの反応が、
「なんだ、元気に出歩けるんだったら会社にも来れるのにね」
でした。

勘違いしないでほしいですが、うつ病やメンタルの患者さんがずっと引きこもりかと言ったらそんな訳ないです。

一人暮らしなら尚更、元気じゃなくても出かけなければ食料調達もできません。

そして誰か友人と会ったり、遊びにだって気分転換で出かけます。

それは悪いことなのでしょうか。

心が傷付いているのだから、傷を癒すため、好きなことをしなければいけません。

驚いたのが、1人のパートさんがそう言った時、全員が共感していたことです。

「なんだ元気じゃない」
私は何も言えませんでした。

こんな時反論できる強靭なメンタルが欲しいです。

元気かどうかは、本人が決めることであって、周りが決めつけることではありません。

少なくとも、休職しているその方は元気で遊びあるっている訳ではないです。

なんだか悲しい気持ちになりました。

こんな偏見がいつかなくなると良いと思います。

昔は私の強迫性障害も知名度ゼロでしたが、今は多少は知られる病気になりました。

そんな風に世の中が少しずつ変わって行けたら、メンタルの病気の人も生きやすい世の中になるんじゃないかと思います。